人生とは、まことに、理不尽なものだ。
日が傾いて来たので、海水浴はお開き。
子守りと飲酒の相乗効果なのだろうか?
家に戻ると、「眠たい…」と言いながら、
2階に上がったお義父さんは、
夕食の準備が出来ても降りて来ない。
孫たちが様子を見に行った。
「おじいちゃん、ベランダで寝てるよ~」
小2の孫娘の報告を受けたお義母さんは、
「酔いが醒めれば、起きて来るから。
先に、食べ始めていいからね~~~」
夫も私も晩酌を始め、
子どもたちも、思い思いのおかずをつまみ、
賑やかに宴が進行。
と、その時、
テレビの音に、かき消されながらも、
2階の方から、「ドン、ドン」と、
何かを叩くような音が、かすかに聞こえた。
「オ~イ、オ~~~イ」と、
何かを呼ぶような声も、小さく聞こえた。
一同、お義父さんが目を覚ましたのだと思った。
でも、夕食会場の居間に降りて来ない。
不審に思った夫が、覗きに行った。
夫は、すぐに戻って来たが、
お義父さんは、2階から降りて来ない。
今度は、お義母さんが見に行った。
やっと、食卓についたお義父さんは、
箸を持つこともなく、ぶすっとしていた。
じっと、私の息子の方をにらんでいる。
「全く、とんでもない奴だ!! 許さん!!」
お義父さんが、声を荒げた。
5歳の息子も私も、
お義父さんが激昂する意味が分からず、
怖くて、夫にしがみついた。
日が傾いて来たので、海水浴はお開き。
子守りと飲酒の相乗効果なのだろうか?
家に戻ると、「眠たい…」と言いながら、
2階に上がったお義父さんは、
夕食の準備が出来ても降りて来ない。
孫たちが様子を見に行った。
「おじいちゃん、ベランダで寝てるよ~」
小2の孫娘の報告を受けたお義母さんは、
「酔いが醒めれば、起きて来るから。
先に、食べ始めていいからね~~~」
夫も私も晩酌を始め、
子どもたちも、思い思いのおかずをつまみ、
賑やかに宴が進行。
と、その時、
テレビの音に、かき消されながらも、
2階の方から、「ドン、ドン」と、
何かを叩くような音が、かすかに聞こえた。
「オ~イ、オ~~~イ」と、
何かを呼ぶような声も、小さく聞こえた。
一同、お義父さんが目を覚ましたのだと思った。
でも、夕食会場の居間に降りて来ない。
不審に思った夫が、覗きに行った。
夫は、すぐに戻って来たが、
お義父さんは、2階から降りて来ない。
今度は、お義母さんが見に行った。
やっと、食卓についたお義父さんは、
箸を持つこともなく、ぶすっとしていた。
じっと、私の息子の方をにらんでいる。
「全く、とんでもない奴だ!! 許さん!!」
お義父さんが、声を荒げた。
5歳の息子も私も、
お義父さんが激昂する意味が分からず、
怖くて、夫にしがみついた。