嵐の前の静けさなのだろうか。
夫の深夜の徘徊が落ち着き、
最近は、枕を高くして眠れるようになった。
相変わらず、隠れ飲みは続いている様子だが……。
夫の中で、何かが変わりつつあるのかもしれない。
聡明な夫は、酒で壊れていく自分に気付いているはずだ。
そして、この現状を変えたい、改善したいと、
誰よりも願っていると思う。
「酒を断つ」ことから、全ては始まる。
理解は出来ても、いざ、実践となると、
その壁は、乗り越えるには高すぎて……。
今まで、うまくいかなかったという不安が先行して、
尻込みしているように見える。
「入院した方がいいのかなぁ」
夫の方から、話しかけて来たので、
チャンスとばかりに、専門病院への再受診を勧めた。
「入院して、アルコールを抜いたら、
今の体調不良は、少しずつ良くなると思う。
だから、もう一度、挑戦してみようよ」
夫は、まだ、迷いの中にいた。
「酒を止めて、何か、いいことがあるのか。
生きてて、楽しいことがあるのか。
知っているのなら、教えてくれ!!
身体は、ボロボロさ。
酒を止めても、長くは生きられない。。。。」
楽しいことがあるなら、断酒するけど、
いいことがなさそうなら、断酒しない。
そんな屁理屈が出るうちは、まだまだ、時期尚早だ。
飲み続けるリスクを思うと、
一日でも早く、酒と縁を切ってほしいが……。
急いては事を仕損じる。
散歩に出た夫は、道端の花を摘んで持ち帰ってくれた。
10月生まれの私は、この時季に咲くコスモスが大好きだ。
花言葉は、乙女の真心。

はるか昔の乙女は、夫の回復を祈り、
夫の心が決まる日が、きっと来ると信じて待つ。
せっかちな私は、
病気を患う夫のおかげで、かなり忍耐強くなったのだ。
人は、人に影響されて変わる!?
夫に、良い影響をもたらす人でありたいと思う。
夫の深夜の徘徊が落ち着き、
最近は、枕を高くして眠れるようになった。
相変わらず、隠れ飲みは続いている様子だが……。
夫の中で、何かが変わりつつあるのかもしれない。
聡明な夫は、酒で壊れていく自分に気付いているはずだ。
そして、この現状を変えたい、改善したいと、
誰よりも願っていると思う。
「酒を断つ」ことから、全ては始まる。
理解は出来ても、いざ、実践となると、
その壁は、乗り越えるには高すぎて……。
今まで、うまくいかなかったという不安が先行して、
尻込みしているように見える。
「入院した方がいいのかなぁ」
夫の方から、話しかけて来たので、
チャンスとばかりに、専門病院への再受診を勧めた。
「入院して、アルコールを抜いたら、
今の体調不良は、少しずつ良くなると思う。
だから、もう一度、挑戦してみようよ」
夫は、まだ、迷いの中にいた。
「酒を止めて、何か、いいことがあるのか。
生きてて、楽しいことがあるのか。
知っているのなら、教えてくれ!!
身体は、ボロボロさ。
酒を止めても、長くは生きられない。。。。」
楽しいことがあるなら、断酒するけど、
いいことがなさそうなら、断酒しない。
そんな屁理屈が出るうちは、まだまだ、時期尚早だ。
飲み続けるリスクを思うと、
一日でも早く、酒と縁を切ってほしいが……。
急いては事を仕損じる。
散歩に出た夫は、道端の花を摘んで持ち帰ってくれた。
10月生まれの私は、この時季に咲くコスモスが大好きだ。
花言葉は、乙女の真心。

はるか昔の乙女は、夫の回復を祈り、
夫の心が決まる日が、きっと来ると信じて待つ。
せっかちな私は、
病気を患う夫のおかげで、かなり忍耐強くなったのだ。
人は、人に影響されて変わる!?
夫に、良い影響をもたらす人でありたいと思う。