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娘の引っ越し

2011年、晩秋、
突然、娘が家を出て、自活すると言い出した。
4月に入社して、半年余り。
娘は、こつこつと小金を貯めて、
職場近くの部屋を借りる計画をこっそり進めていたのだ。

これに賛同した娘の彼氏さんが、
自分も実家を出て、「一緒に暮らす」と決心したので、
娘のひとり暮らしは、ふたり暮らしへと、
計画変更になってしまった。。。。。

親が反対した所で、諦めるような娘ではない。

若い二人の部屋探しは、夫を巻き込み……。
部屋が決まると、娘の荷物は、夫が車で何回も運んだ。

最終荷物を運び入れ、
購入した組み立て式の家具を数点、作るのを手伝い、
終わった時は、夜10時を回っていた。

娘を新居に残して、夫と私だけが、自宅へ帰る。

その帰り道、夫は、自宅近くのコンビニで車を停めると、
缶ビール1個と焼酎のワンカップ2個を買って来た。

片道、車で1時間ちょっとの距離だが、
親元を離れた娘の無事を祈らずにはいられない。

家族がひとり減った寂しさもあり、
夫は、飲まずにはいられないのだ。

隠れて、コソコソではなく、
今日だけは、夫婦で飲みたい。。。。。

私が遠慮すれば、
夫の立場がないように思えて、
夫に勧められるままに、ワンカップを1個飲み干した。

夫の入院以来、
願掛けの酒断ちを続けていた私にとっては、
1年4か月ぶりの酒だ。

以前は、美味いと思って、がぶがぶ飲んでいたが、
その夜の酒は、喉に沁みて、苦いだけだった。

喜怒哀楽、私たち夫婦には、酒がついて回る。
昔から、そして、発病しても、今もなお。。。。。

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小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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