熊本で生まれ育った夫の父親は、
焼酎を肌身離さず持ち歩く、酒飲みだった。
酒癖が悪く、夫婦喧嘩が絶えない家庭で、
夫は育ったと言っていた。
東京の私大に進学し、家を出ると、
卒業後も、そのまま、東京で就職し、結婚した。
「父ちゃんみたいに、なりたくない!!」
夫が父親を嫌うので、
遠方であったこともあり、あまり交流がなかった。
2002年、3月、
父親は、運転していた車を駐車するため、
いったん停車した所で、意識を失って……。
助手席の母親が慌てて救急車を呼んだそうだ。
その時、アルコール臭が、かすかに漂っていたらしい。
病院へ行ったが、脳の血管が切れて手遅れ……。
半日後に亡くなった。
毛嫌いしていた父親の葬儀を済ませると、
夫は、何かが吹っ切れたようだった。
今、思い返せば、
この頃から、夫の酒の飲み方が荒くなったのだった。
「眠れないから。。。」と、深酒するようになり、
酒で身体がどんどん壊れていった。
目覚めの一服。そして、迎え酒。
父親ゆずりの飲み方だった。。。。。
退院後、「眠れない」は、
睡眠導入剤を数種類処方してもらっているので、
大丈夫なはず。
なのに、隠れ酒が止まらない。。。。。。
「飲む飲まないは、全て、依存者に任せて、
一切タッチしないようにする」
夫が、再び「どん底」を体験し、
本気で酒をやめる日が遠くないことを祈りながら……。
私は、傍観者の立場を続けていた。
焼酎を肌身離さず持ち歩く、酒飲みだった。
酒癖が悪く、夫婦喧嘩が絶えない家庭で、
夫は育ったと言っていた。
東京の私大に進学し、家を出ると、
卒業後も、そのまま、東京で就職し、結婚した。
「父ちゃんみたいに、なりたくない!!」
夫が父親を嫌うので、
遠方であったこともあり、あまり交流がなかった。
2002年、3月、
父親は、運転していた車を駐車するため、
いったん停車した所で、意識を失って……。
助手席の母親が慌てて救急車を呼んだそうだ。
その時、アルコール臭が、かすかに漂っていたらしい。
病院へ行ったが、脳の血管が切れて手遅れ……。
半日後に亡くなった。
毛嫌いしていた父親の葬儀を済ませると、
夫は、何かが吹っ切れたようだった。
今、思い返せば、
この頃から、夫の酒の飲み方が荒くなったのだった。
「眠れないから。。。」と、深酒するようになり、
酒で身体がどんどん壊れていった。
目覚めの一服。そして、迎え酒。
父親ゆずりの飲み方だった。。。。。
退院後、「眠れない」は、
睡眠導入剤を数種類処方してもらっているので、
大丈夫なはず。
なのに、隠れ酒が止まらない。。。。。。
「飲む飲まないは、全て、依存者に任せて、
一切タッチしないようにする」
夫が、再び「どん底」を体験し、
本気で酒をやめる日が遠くないことを祈りながら……。
私は、傍観者の立場を続けていた。