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あんまり

桜花の季節、
会社の親睦会があるので、夕食は不要との事。

毎年恒例の花見酒。
夫が、酒席へ参加する。

「あんまり、飲まないから……大丈夫だよ」

これは、夫の飲酒宣言だ!!
明らかに、飲む気、満々である。

もはや、
アルコール依存症の入院治療を受けたことは、
すっかり、他人事のようになっている。

「ぜったい、飲まないから……大丈夫だよ」
と、言って欲しかった。。。。。。

「あんまり」って、あんまりだ。

嘆いてみても始まらない。
夫の行動を指図しても、
夫の神経を悪戯に苛立たせるだけ。

全て、成り行きに任せるしかないのだけれど……。
ため息が止まらない。気が重い。。。。。。

会社の人たちは、夫がアルコール依存症の治療のため、
約3ヵ月間休職し、入院療養したことを知っている。

酒で身体を壊したことは百も承知の上で、
夫を酒席に誘ってくれる。

「また、酒が飲めるようになって、よかった」

飲み仲間は、そんな風に、思っているのだろう。

アルコール依存症は、
酒をコントロール出来なくなるという、
脳の障害の一種なのだ。

その回復への道は、「断酒」しかない。
もう、二度と普通に飲むことは出来ないのだ。

周りから、理解されない病気だ。。。。。

「酒好きが、好きな酒を飲んで、騒いでいる」
そんな風にしか、見えないのだろう。。。。。

はしご酒に付き合わせた後輩を連れて、
深夜、夫は帰宅した。
二人とも、泥酔状態。
そのまま、仲良く寝入ってしまった。

この後輩さんの飲酒傾向が、
若い頃の夫に似ているように見えた。
。。。。あぁ、ここにも、
アルコール依存症の予備軍がいる。。。。。

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小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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