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挙動不審

アルコール依存症の一連の治療プログラムが修了し退院。
アルコールの影響による体の不調は快方に向かった。

しかし、飲酒欲求そのものは、なくならないので……。
酒に手を出さない工夫をして、
うまく折り合いをつけて行くしかないのだ。

飲酒欲求に対する「抵抗力」をつけて、
これからも、ずっと、飲まない日々を重ねて行く。。。。。

年末の酒席に参加して、
ノンアルコールビールで、禁酒をアピールする夫。

本物の酒に手を出さずに、過ごせた。
つまり、酒の誘惑に「抵抗」出来た!!

これは、落とし穴だった。

「病的飲酒欲求」は、とても強烈なのだ。
飲みたがっている自分に早く気付き、気分転換すれば、
再飲酒の危機を乗り切ることが出来る。

退院後の1か月、3ヵ月、半年、1年が要注意なのだ。

私の勤務先は、交代で、日・祝出勤があるので、
夫とは、休みが合わない時がある。

日曜の仕事を終え、夕方6時過ぎに戻ると、
いつもなら、夫は居間でテレビ観賞中なのだが……。
その日に限って、私が玄関ドアを開けるや否や、
息子の部屋から、夫が飛び出て来た。

挙動不審の訳は、すぐに理解できた。

留守にしている息子の部屋で、
空気清浄機が、勢いよく作動していたのだ。

煙草を吸わない私は、煙草の臭いに敏感だ。
部屋には、煙草臭が、ぼんやりと漂っていた。

夫は、アルコール依存症の入院治療中に、
チャンピックスという薬を飲用し、
禁煙にも成功したことになっていたのだが……。

「お医者さんと禁煙しよう」は、早くも脱落。

煙草は、飲酒を誘発する。
再飲酒への道は、開けていた。

退院から3ヵ月余り、
2010年12月下旬のことだった。。。。。

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小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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