人生後半戦、夫は多くの病気を抱えていた。
アルコール依存症、糖尿病、肝硬変、
食道癌、うつ病、皮膚癌……。
どの病で、命を落としてもおかしくない状況。
遠くない将来、別れが来るであろうことは、
私なりに覚悟していたつもりだった。
しかし、予想を上回る速さで現実に直面し、
覚悟なんて、ぶっ飛んでしまった。
涙がはらはらと落ちて来て、
後はただおろおろするばかり。。。。
夫は外で倒れていたらしい。
通行人が発見し、すぐに救急通報。
病院へ搬送され、救命措置が施されたが、
私や子ども達が病院に駆け付けた時には、
もう帰らぬ人になっていた。
我を通し、夫は57年の生涯を閉じた。
眠っているような穏やかで優しい顔は、
往年の美男子だった。
眠れないことを恐れていた夫は、
永遠の眠りを手に入れた。
私は生まれて初めて、死者の写真を撮った。
夫の生きた証しの姿を残しておきたかった。
病気に飲み込まれたまま、逝ってしまった夫。
結局、私は何の助けにもなれなかった。。。。。。
切なすぎる結末が心を責め立てて来る。
そんな私を案じて、娘がメールをくれた。
「パパは幸せじゃなかったのかもって、
ママは言ってたけど……。
アタシは、パパは幸せだったって信じてる。
病気と闘うのは辛くて苦しかったと思うけど、
ママがいて、お兄ちゃんがいて、アタシがいて、
○○が産まれて、それから○○も産まれて、
アタシは、パパの病気のこと勉強してないから
イメージでしかないけど、
アルコール依存症になると、
家族がバラバラになって離れてしまう印象がある。
でも、パパからは誰も離れなかったよ。
孫の○○と○○を足したら、むしろ増えてる!
きっと、しあわせだったよ。
辛かっただろうけど、幸せもいっぱいあったよ。
パパの最期、良い顔してるもん。
短すぎるけど、良い人生だったって思いたい」
娘は、父の死という大きな悲しみを
懸命に受け止めていた。
娘の思いが有り難く心に沁み渡る。
早く立ち直ることが何よりの供養と言い聞かせて、
折れそうな心を持ちこたえている。
小吉さま
御主人様、亡くなられたんですね。突然のことで、何からてをつけてよいのか
たぶんわからないでしょうが、忙しいことで、救われます。
ほんとにご愁傷様でした。もうご主人もお酒から解放されました。ゆっくり休んでくれると思います。
小吉さんりっぱにご主人に寄り添ってあげたと思います。ご主人にとって、何よりの助けだったと思います。それだけで、十分です。ほんとに最後まで一緒にいられてよかった。 当分忙しいでしょうがお体に気を付けてください。
いつも拝見させていただいております
まずはご主人様のご冥福を心よりお祈りいたします
小吉様もお疲れさまです
ご主人様57歳まで頑張ったのですね
依存症の平均寿命は50歳のようです
(私の友人は平均寿命で3年前の今ころ逝きました)
小吉様もつらかったのでしょうが
ご主人様が一番つらかったと思います。
静かに送り出してあげてください
小吉様もどうかご自身をご自愛くださいね
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急な訃報に今は言葉がありません。
ご主人は私とほぼ同年ですので残念でなりません。
6年間ご主人と一緒に病気と闘い、
受け入れてきた記録であるこのブログ。
閉じないでくださいね。
また最初から読み直してみたいです。
どうかご自愛くださいませ。
ずっと、拝読いたしておりました。
この度は、ほんとにご愁傷様です。
マリッジ・リングをしたまま、旅立たれたのでしょうか?
そうであれば、心救われる思いです。
小吉様も、どうぞご自愛下さいませ。
ご冥福をお祈り申し上げます。そしてお疲れ様でした。アルコール依存症の回復の難しさを身にしみて感じます。
お悔み申し上げます。
こうすれば良かったと心残りに思う事もあるかと思いますが、ご家族の皆様それぞれ精一杯頑張られたと思います。
どうかご自愛ください。
突然の事でびっくりしました。お悔やみ申し上げます。そして本当にお疲れ様でした。今のタイミングで亡くなられた事はご主人の最後の思いやりだと思います。小吉さんを解放したかったのだと思います。アル症になってから何年も。本当に小吉さんはがんばったと思います。自分を誉めてあげて下さいね。そして気持ちが落ち着いたら、自分の人生を生きて下さいね。
おめでとうございます🎉㊗️🎊
最期まで。
看取られたということは、やはり。ご主人に、愛情をお持ちだったからだこそだと思います。
ブログで、不平不満を書かれていても、私には奥様としての、愛情がどこかにじみ出ている気がして、だから。離れることが出来ないのだなと。
以前、お酒が好きならば、そのまま。一生を見送ってあげては?というようなことを申し上げた記憶があります。
好きなお酒に囲まれて、ご主人は、幸せだったのではないでしょうか。
治療中の事も、時に折り拝見しておりました。
小吉さん。こうしてあげれば良かったとか、自分が、しなかったから駄目だとか、考えないで下さいね。
最期まで、寄り添ってくれた人がいる。ご主人は、安心して旅立たれたと思います。
小吉さん。これからは、貴方の人生を、ご自分の足と思いで。生きて良いと思いますよ。
・・お疲れ様でした。敢えて、そう言わせて貰いたいと思います。お気に障られたら申し訳ありません。
いつかコメントしたいとずっと思っていました。
近々ブログを終わりにしようとされてたようなのでその前に届けたいと....。
書き続けて下さって本当にありがとうございました。
勝手に喜怒哀楽を共に過ごして来たように感じてました。
時に涙し、時に呆れ果て失笑、心の強さと弱さを全て自分と重ね合わせて過ごしてまいりました。
それにどれ程救われたことか、決して大袈裟な話ではありません。
だから、書いて下さった事に、心から有難さを感じている私がいることを伝えたかった....そして改めて私も誰かの力になりたいと思っています。ご縁に感謝します。
僕も15年くらい前に、ご主人と同じ飲み方、同じ酔い方をしていました
γは400後半でアルコール性肝炎の診断も2年ほど放置しているうちに色々な失敗を重ね仕事も辞めました
ただ幸いだったのは、痔ろうになり(これもアルコールの下痢が原因)入院手術をしたことでした
その入院がきっかけでタバコは止めたし、アルコールも週3日以上休肝日を設け飲む量も少なくしたところ、肝機能検査は正常となりエコー検査でも肝炎症状は見られなくなりました
小吉さんのブログを何度も拝見して、病気の怖さや周りの人への迷惑を感じ自分を戒めてきましたので、とても感謝しています(ブログの閉鎖はとても残念です)
小吉さんのこれからのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
早速のお心遣い、ありがとうございました。
「忙しいことで、救われます」
本当に、その通りですね。
あわただしい日々のおかげで、
必要以上に悲しみに浸り過ぎることなく、
何とか暮らせております。
ありがとうございます。
夫は自分の人生を50歳までと、若い頃から決めていたので、
家族のために7年間長生きをしてくれたと思うようにしてます。
いつもいつも、ゆ…様のコメントに心救われ、
アル症の妻を続けることが出来ました。
長い間、本当にありがとうございました。
私たち夫婦のことを本気で案じて下さり、
そして見守って下さり、本当にありがとうございました。
ありがとうございます。
救急搬送された病院で、夫が身に付けていた物は
全て外されて、返却されました。
結婚指輪も戻って来て、今はまた、私の指輪と一緒に
ケースの中に納まっております。
夫の形見になりました。。。。。。
ありがとうございます。
夫はアルコールで、体も心も壊してしまいました。
キズが大きすぎました。。。。。。
いつもお心にかけていただき、温かい言葉をかけて下さり、
本当にありがとうございます。
出会った時から大の酒好きで、最後までお酒を手放さなかった夫。
いつかきっとお酒と縁を切って、
新しい生き方が始まると悠長に構えていた私。
今は、夫らしい生き様だったなぁと、ひとりで納得しております。
みかん様のコメントに励まされ、
「自分の足と思い」にシフトチェンジして残りの人生を
生きていきたいと思います。
ありがとうございました。
現実に起きている受け入れ難い事実を
書くことで、受け入れて来ました。
頂くコメントに一喜一憂の繰り返しでしたが……。
皆様のコメントのおかげで、
ブログが更新できたように思えます。
穂乃華様からのコメント、大変うれしく有り難いです。
私もご縁に感謝致します。
コメント、ありがとうございます。
コントロール出来れば、減酒で一生お酒を楽しめるそうです。
どうぞ、私たち呑兵衛夫婦を反面教師にして、
正しい知識を味方に付けて、やすひろ様がかけがえのない
大切な人生を送って下さるよう願っております。
コメント、ありがとうございます。
「こうすれば良かったと心残りに思う事」が、
どうしても次々に浮かんで来て……。
寂しさが身にしみます。。。。。
私も、ご主人は幸せだったと思いますよ。
題名通り、我を通せた人生だったと
思います。
無理やり酒を奪われるでも無く、
意思表示すれば何度でも入院でき、
家族に見離されるでも無く...。
小吉さんには不本意でしょうが、
早すぎる別れは、「解放」と云う最期のプレゼントに思えて仕方ありません。
これからの時間は、ご自身と子供達とお孫さんの為に使えよ!と仰っている気がします。
小吉さん、
大吉さんになりましょう!!
夫を亡くしてから、
いろいろと思うことがございますが……。
『「解放」と云う最期のプレゼント』のお言葉に、
そうだったんだと、夫の優しさを偲んでおります。
ポン太様の温かいお心遣いがうれしいです。
本当にありがとうございます。