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ハンドメード

気力も体力もない夫の日々の暮らしは、
飲むことしか出来ていない。
だらだらと惰性の中で生きている。

抜け殻のような夫を見ていると、
やはり、やるせない気持ちが渦巻いてしまう。

そんな私の思いは、どこ吹く風。。。。

夫は、酒を飲むことしか頭にない。
にもかかわらず、内科病院に通院し、
アルコール依存症治療の専門病院にも、
4週間毎に顔を出している。

病気を治すのではなく、
病気全開のままで、夫は生き延びている。

ある意味、夫は幸せなのかもしれない。

このまま飲み続けて、
ある日、突然お迎えが来て、お仕舞い!?
夫の父親がそうであったように、
自身もそうなることを密かに望んでいるようだ。

と、なると、父親は70歳で亡くなったので、
現在56歳の夫には余命約14年!?

案外、夫は長生きの相なのかも知れない。

年々老いていく私の身体、
その経年劣化ははっきりと自覚出来るほど。
夫の身体より、自分の健康が心配になって来た。

私はもっと楽をしよう。
自分を労わろう。

もう、アルコール依存症のことばかり、
思い煩うのはやめよう。

私が心配してもしなくても、夫は酒を手放さない。
ならば、どうぞ、ご自由に。

夫の行動に過敏に反応しないよう、
巻き込まれないよう、努めて心の距離を置く。

自分が楽しくなることをすることで、
しばしの間、夫の存在を消す。

ボケ防止も兼ねて、趣味の洋裁に没頭している。

056.jpg

初孫は2歳になった。
彼に着せたい服を自己流で製作。

幼少期の息子や娘に、
せっせと手作り服を着せていた頃が
なつかしく思い出されて……。

今、老眼鏡を頼りに、
孫の服を作れる幸せを噛みしめている。

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プロフィール

小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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