入院治療を望んでいたのに、
たった一日で終了してしまった夫。
取り敢えず、飲まずに丸一日過ごせたのだ。
そのまま、飲まない日々を追加していけば、
身体はだいぶ楽になるのに……。
一昨日までは、飲酒三昧だった自宅に帰って来たのだ。
自力で飲まない選択が出来るはずはなく……。
病気は全開。
安価な酒瓶を抱えて、ひたすら飲む。
想定内のことなので、
飲酒を咎めて事を荒立てるような徒労はしなかった。
素知らぬ振りをして、私は淡々と仕事と家事を続けた。
夫は飲みながら、身の振り方を考えたようで……。
私の留守に、別の依存症治療の病院に電話して、
初診外来予約を申し込んでいた。
その後、とんとん拍子に事は運んで、
夫はその病院に入院することが出来た。

ここにも、癒しのネコがいた。
「パパの話し相手になってあげてね」
夫を病院に預けたことで安堵した私は、
しばらく、ネコを撫でまわし……。
小さな小さな幸せを噛みしめていた。
たった一日で終了してしまった夫。
取り敢えず、飲まずに丸一日過ごせたのだ。
そのまま、飲まない日々を追加していけば、
身体はだいぶ楽になるのに……。
一昨日までは、飲酒三昧だった自宅に帰って来たのだ。
自力で飲まない選択が出来るはずはなく……。
病気は全開。
安価な酒瓶を抱えて、ひたすら飲む。
想定内のことなので、
飲酒を咎めて事を荒立てるような徒労はしなかった。
素知らぬ振りをして、私は淡々と仕事と家事を続けた。
夫は飲みながら、身の振り方を考えたようで……。
私の留守に、別の依存症治療の病院に電話して、
初診外来予約を申し込んでいた。
その後、とんとん拍子に事は運んで、
夫はその病院に入院することが出来た。

ここにも、癒しのネコがいた。
「パパの話し相手になってあげてね」
夫を病院に預けたことで安堵した私は、
しばらく、ネコを撫でまわし……。
小さな小さな幸せを噛みしめていた。