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癒しのネコ

入院治療を望んでいたのに、
たった一日で終了してしまった夫。

取り敢えず、飲まずに丸一日過ごせたのだ。
そのまま、飲まない日々を追加していけば、
身体はだいぶ楽になるのに……。

一昨日までは、飲酒三昧だった自宅に帰って来たのだ。
自力で飲まない選択が出来るはずはなく……。
病気は全開。
安価な酒瓶を抱えて、ひたすら飲む。

想定内のことなので、
飲酒を咎めて事を荒立てるような徒労はしなかった。
素知らぬ振りをして、私は淡々と仕事と家事を続けた。

夫は飲みながら、身の振り方を考えたようで……。

私の留守に、別の依存症治療の病院に電話して、
初診外来予約を申し込んでいた。

その後、とんとん拍子に事は運んで、
夫はその病院に入院することが出来た。


014.jpg

ここにも、癒しのネコがいた。

「パパの話し相手になってあげてね」

夫を病院に預けたことで安堵した私は、
しばらく、ネコを撫でまわし……。
小さな小さな幸せを噛みしめていた。

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ゆ…様

孤立しがちな私に、
いつの時もそっと道を印して下さり、
本当にありがとうございます。

「あわてず、あせらず、あきらめず」
ゆ…様と共に歩んでいるという思いが、
私の励みになっております。

ご主人様のご回復、ゆ…様のご健康、
祈らずにはいられません。


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ゲ…様

お気遣い下さり、本当にありがとうございます。

「…早く別れればいいのに…」は、正しい見方です。
私の中でも、一緒にいる理由よりも、
別れた方がいい理由がたくさん浮かびます。

「…私達が思う程、相手は思ってない…」
これも、実感しております。

肩透かしされたような感覚は常にあります。
病気とはいえ、本当に悲しくなります。。。。。

私はアル中元旦那を途中で見捨てました。凄く辛かったです。これから彼を支えるのは、高齢の両親かぁ。などと思いました。今は捨てる選択肢が間違えではなかったと感じています。辛いコメントが来て傷つく事もあると思いますが、今なら分かります。正論です。私も元旦那といた時は、何でこんな事を、言うの!酷い!って思ってましたが、当たり前の事なんですよね。病気だからって人を傷付けては良い。なんて事はないんです。小吉さんの本心は分かりませんが。全て分かっていると思います。ご主人を最後まで看るつもりでしょうね。何と言って良いのか分かりませんが、小吉さんの気持ちは痛いほど分かります。辛いですよね。体には気を付けてくださいね。いつか幸せは来ますから。

ゲン子様

私の胸中をお察し下さり、ありがとうございます。

入退院を繰り返す夫を長いこと見続けていると、
どうしても、気持ちの揺らぎが出てしまい、
弱気になっている自分がいます。

ただ、出来ることを全てやり尽くした感がなく、
まだまだ、やれることがあるような気がして、
大きな決断は先送りにしております。
プロフィール

小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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