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母と子

院内では、家族のための勉強会、
「家族会」が、月2回、開かれていた。

病院へは、電車とバスを利用した。

乗り初め、バスの車内は、
買い物や学校帰りの客で、ほぼ満席だったが……。
終点近くの「○○病院入口」バス停に着く頃には、
運転手と私だけになってしまうことが多かった。

その日に限っては、
赤ん坊をおんぶした若いお母さんが、
私と同じバス停で降りたので、意外だった。

きっと、親が入院しているのだろう。。。。。

炎天下、背中でむずかる赤ん坊のお尻を、
とんとん叩きながら、
母親は、足早に病棟へ消えて行った。


病気と闘う依存症者も大変だが、
その家族もまた、大変な思いをしているのだ。

ここで、この病院で、
どうぞ、病気が良くなりますように。。。。

あの母と子が見舞う患者の回復を
祈らずには要られなかった。

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小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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