fc2ブログ

タイミング

夫の酒にばかり執着していると、
大事なことが見えなくなる。

深入りしないと自分に言い聞かせ、
淡々と過ごしていたが……。

夫の状態は、芳しくない。

私は、夫が通院している病院の
「家族介入プログラム」に月2回参加して、
依存症者へのかかわり方を学んでいる。

「手を出していいこと、
 やらなくていいことの見極めが大事。
 必要なケアはすること。
 命あっての回復なのだから。
 家族が適切なやり方を取ることで、
 本人に伝わるものがある」

精神保健福祉士の話が頭に浮かぶ。

「命あっての回復」

今の夫に、酒を止める力はない。
病気から来る飲酒欲が大きすぎて、
コントロール不能状態だ。

手を放して見ていれば、命が危うい。
入院治療を勧めるタイミングだと思った。

夫は、退院後4週ごとに外来通院し、
薬を処方してもらっている。

「体力が落ちているように見えるから。
 心配だから、今度の通院は付き添うね」

「大丈夫。一人で行ける」

ソテツ

夫は遠慮したが、強く拒絶しなかったので、
当日はさりげなく同行した。

夫の中にある、
「立ち直りたい、回復したい」という心が
少しでも強まるよう、風向きを変えたかった。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

ランキング
カウンター
カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ