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禁酒、禁煙

専門病院への紹介状をいただいたのは、2か月前。
その間、夫は一度も来院しなかった。
このまま、紹介状はただの紙くずになると、思っていた。

そんな矢先、
「紹介状、まだ、使えるかな? 
 だいぶ経ってるから、期限切れでダメかなぁ」

夫の声は、か細く、元気がなかった。
体の痛みが大きくなっているのが、手に取るように分かる。

「未使用だから、有効ですよ。 まだ、十分、間に合うから。
 絶対、大丈夫だから。。。。病院、行ってみようね」

2010年、7月半ば、
海辺にある、専門病院をふたりで訪ねた。

検査、診察、カウンセラーの結果、
3か月の入院治療を勧められ……。

拒否できないほどに、夫の体は衰弱していたので、
それに従った。

「煮るなり焼くなり、どうにでもしてくれ!!」

そんな心情も、あったのかもしれない。

入院先の病院が、敷地も含め、全面禁煙だったので、
医師に勧められるままに、夫は煙草も止めることにした。

処方された薬(チャンピックス)を飲んで、
徐々に、体内からニコチンを、抜いていく。

禁酒、禁煙の同時進行。
アルコールを抜くだけでも、辛いはずのに……。

入院計画表に基づき、検査、治療……と、
夫は、淡々と日課をこなしていった。

本当の病気と向き合う機会が来たのだ。
この入院治療が、良い成果へ導いてくれるに違いない。

飲まずに生きる道を歩み始めた夫を、
出来る限り、サポートしようと、決めた。

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No title.

>海辺にある、専門病院

私が最後に入院したのと同じところかな?
なつかしい・・・。

・・・ごめんなさい、コメントすると、「最新コメント」欄に表示されてしまいますね。私のコメばかり表示されて、ご迷惑ですね。少し控えます。
最後まで読んだら、もうひとつだけつけさせてもらうかも笑。

優しくない名無し様

あなた様も、あの病院で、回復への治療を受けたのですね。

夫とのら猫たちに会うために、せっせと通いました。
私にとっても、懐かしい場所です。(^_^)
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小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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