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命取り

夫の隠れ酒が日常化している。
アルコール依存症者の飲酒は、命取りになる。

娘の結婚式の日取りが決まった。
当初、11月を予定していたが……。

「それまで、俺、持つかなぁ。。。。」

気弱なことを言う父親を案じて、
娘たちは、挙式を9月に早めた。

P1060511.jpg

鯉のぼりが泳ぐ季節になっても、夫はカイロが手放せない。
両足の冷えが尋常じゃないくらい酷いそうだ。

本人は、糖尿病の症状と思い込んでいる。
恐れているのは、足の壊死。

花嫁の父は、モーニング姿で娘をエスコートする役目がある。
病状が悪化して、歩行困難になってしまったら……。
娘を悲しませることになるだろう。

夫は、最悪を想定したのかもしれない。
ずっと拒んでいたインスリン注射を受け入れたのだ。

でも、病状が安定するわけがない。
酒を飲み続けている限り、糖尿病も進行するだろう。

なんで、夫は飲み続けるのだろう。
飲酒をコントロールできない病気だから???

でも、入院で、夫の酒は止まったのだ。
退院後も、しばらくは、飲まない日々を送っていたのに……。

 「断酒」とは、自ら飲酒しない生き方を選択し、
   実践を続けること=「生き方の選択」

 「禁酒」とは、我慢して飲まないこと=「酒との闘い」

あの時の夫は、禁酒だったのだ。
だから、我慢は続かず、飲んでしまったのだろう。

酔うことで、不満や不安、恨み、
その他諸々の不定愁訴から、いっとき開放されて……。
酒を手放すことは出来ないと結論付けてしまったのだろう。

飲酒は、命取りだ。
夫には、まだまだ、生きていて欲しい。
インスリン注射が有効に作用するよう、
酒を飲まない生き方を視野に入れて欲しい。

夫が自分の本当の病気を認め、
助かりたいと願う時が、早々に訪れるよう。。。。。

私は決めたのだ。

夫を励まさない、慰めない、責めない。
夫の感情に巻き込まれてはいけない。

突き放すことなく、いつもと同じに接するよう努める。

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非公開コメント

No title.

上から目線の言い方かもわかりませんが、最大有効の考え方だと思います。
飲酒と糖尿病は、一番危険なパターンです。
そのへんはご主人も調べられてるのでしょう。
早く決断して欲しいですね。

No title.

「断酒」とは、「生き方の選択」。

ドキッとしました。

私は「禁酒」をしようとするから今にもがいているのかと、、、考えさせられました。

ありがとうございます。

yamadagaga 様

本当に、いつになったら、決断してくれるのか、
待ちくたびれておりますが……。

病気についての正しい知識を得ることで、
夫を否定しない生き方を模索中です。

「最大有効の考え方」
心丈夫にさせて下さるお言葉です。
いつも、ありがとうございます。

hagejiful 様

hagejiful 様は、ご自身の酒害を認め、
「治りたい。回復したい」と願う心をお持ちです。

解決への道を歩き始めていらっしゃるよう、思えます。

hagejiful 様のご回復を心よりお祈り申し上げます。
プロフィール

小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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