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物差し

「どうせ、断酒できない」

今の夫は、アルコール依存症という病気に
立ち向かう気が失せてしまっている。

日々、酒に溺れて、
内臓が壊れるのを待っているかのような……。
自虐的になっている所がある。

アルコール依存症の治療は、
酒を完全に断ち、二度と飲まない生活を送ること。
「断酒」が常識なのだ。
酒を飲み続けている限り、命の保証はない。

夫 「酒が好きだから、うまいから、飲むんだ」

私 「身体を壊してまで、飲むのは、おかしいと思う」

夫 「どうせ、治らない病気だ!!」

私 「飲まなければ、身体は回復し、楽になると思う」

夫 「どうせ、断酒なんて、出来っこない!!」

夫の父親は、片時も酒を手放さない人だった。
それでも、持病の薬を飲む程度で、
寝込むことなく、70歳まで生きた。

その終わりは、見事に呆気なくだった。
車を駐車中に脳溢血を起こし、
病院に運ばれたが、早々に、逝ってしまった。

夫は、そんな父の姿を
自分にダブらせている節がある。
血筋?を信じて……。
飲み続けて、ある日、ぽっくり!?

「断酒」という常識に逆らって生きる夫。

思い描いたように行かないのが、世の常とは思うが……。
夫は、夫の物差しで、自分の人生を決めればいい。

酒を飲み続けている限り、命の保証はない。
が、いずれ、誰にでも、
遅かれ早かれ、終わりが来るのだから。。。。

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非公開コメント

No title.

やはり、飲むことを正当化してしまわれるんですよね。
よくわかります。
私もとうとう40代になってしまい、初めて高血圧とか言われ、
身体のこと、子供のこと、現実的に考えるようになりました。
まだまだ手のかかる子供たちです。
生きたい!そう願う心が奇跡的に休肝日を設けます。

嫁。様

生きる目的があれば、
飲み方も違ってきて、
良い方向に行くような気がします。

どうぞ、お子様のため、ご自身のため、
この先も、お酒とは距離を置かれますよう、
お祈り申し上げます。
プロフィール

小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
依存症予備軍!?
猫舌の呑助です。。。。。

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