呑兵衛夫婦の迷走人生を気まぐれに更新中。見解に偏りあり(!?)の読み流し物件。
酒さえ止まれば、回復の波に乗れるはず。
身体からアルコールを抜くために、
私は、夫の入院治療を受け入れて来た。

「今度こそ、大丈夫」という期待が、
繰り返される入退院で、
「今度も、駄目か」に変わっていったが……。

駄目なら、また仕切り直せばいいと思っている。

本人が望まない限り、
依存症という病気を治めることは出来ない。

本人が回復を望んだとしても、
依存症の再発の芽は消滅することなく、
常に出番を待っている状態。

飲酒を優先する脳に変わってしまったのだから、
簡単に回復するわけがない。

世の中、病気に勝つ人ばかりじゃない。
不本意ながら、負け続けてしまうこともある。

でも、今、生きているのなら、
身体の不調を何とかしたいと思うのは当然の事だ。

本人が望めば、治療を咎める権利は、
周りの者にはないと思っている。

世間の理解は得られにくいかもしれないが、
アルコール依存症は、れっきとした病気であり、
その土壺にハマった人にしかわからない、
辛く苦しい病気なのだ。

回復の波に乗れない夫と暮らしているお陰で、
「人は人、我は我」と割り切れるようになった。

我(自分)の考えを人(夫)に押し付けないように。
人(夫)のことをとやかく言わないように。

酒に操られた夫の言動に巻き込まれそうになると、
「人は人。我は我」と呪文のように、
心の中で繰り返し、落ち着きを得て来た。

今、家に夫がいないので、家事全般手抜き中。
一人分の食事を作るのは、おっくうで、
レトルトや冷凍食品のお世話になることが多くて、
食べる時間も不規則になりがち。

夫は、そんな私の性格を知っている。

「ちゃんと食べてる? 大丈夫か?」

酒が抜けた夫の優しい気遣いがうれしい。

私も夫も、人生の終盤を迎える年齢になり、
「人は人。我は我」だけど、
支え合いながら生きていけたらいいなと思う。




【2018/03/02 00:59】 | 病的な飲酒
|

管理人のみ閲覧できます
-


K…様
小吉
コメント下さり、ありがとうございます。
お知恵と温かい励ましを頂き、とてもうれしいです。

「回復の成功例はあっても、完璧な正解はない」

まったく同感です。
依存症者には様々な性格の人がいて、
回復の仕方も多種多様と言われているので……。
夫には夫のやり方があるんだと思うことで、
心を落ち着かせております。

コメントを閉じる▲
遣る瀬無い気持ちを抱えて、
神も仏もないと嘆き悲しんだ。

あの日から2か月あまり経ったが、
今でも時折、なんで?と、
深いため息が漏れてしまう。

元旦に愛らしい笑顔を見せて、
私を幸せな気分にさせてくれた初孫が、
その2日後、救急車で某大学病院へ運ばれ、
そのまま、入院してしまった。

病名を聞いて耳を疑った。
「1型糖尿病」
2歳の子が糖尿病!?

夫も糖尿病で、インスリン注射をしている。
身に覚えのある悪習慣で発病した夫の糖尿病は、
正しくは「2型糖尿病」と言うそうだ。

検査の結果、孫の血糖値は900近くあり、
病院に連れて行くのを躊躇していたら、
2歳の幼児では命に係わる段階だったらしい。

救急搬送した病院に幼子を残して、
夜11時過ぎに家に戻った娘は、
堰を切ったように、泣き出した。

「一生、治らないんだって。
 インスリン注射がないと生きていけないって。
 毎日5回も注射、一生続くんだよ。
 2歳なのに、まだ2歳なのに……」

1型糖尿病は、生活習慣病でも先天性でもなく、
原因不明で突然発症し、
その発症率は年間10万人に1~2人とか。

なんで、孫がこんな病気になってしまったのか。
こんな小さな子に、
一生治らない病気を与えるなんて、残酷すぎる。

去年の11月、娘は第二子を出産しており、
ただでさえ2歳児と0歳児の育児で
体を酷使されて大変な時に、
子どもの治らない病気を受け入れるという
心の葛藤も加わり、オーバーワーク状態。

毎日面会に行く娘の体を案じて、
娘が少しでも楽になるよう、
家事や炊事、赤ちゃんの子守を手伝うために、
私は家を空けることが多くなった。

その間、夫は自室に籠り、飲み続けて……。
失禁や転倒を繰り返し、頭や顔から流血。

孫が頑張って治療を受けているのに、
病気の辛さは人一倍知っているのに……。
娘一家を気遣う様子もなく、
ただただ酒瓶を抱えて、離さない夫。

飲み続ける夫を見続けていると、
どうしても気持ちに揺らぎが出てしまう。

「この人は、もうだめだ。
 飲みながら死んでいくしかない人だ。。。」

そんな最中の精神外来予約日に同行すると、
「通常の2か月より、長めに入院出来ますか?」
と、夫は主治医にお願いしていた。

「今回は、じっくり時間をかけて、
 3か月の入院プランで治療していきましょう」

理解ある主治医のおかげで、
夫は再びの断酒治療に突入することが出来た。

「今度こそ、やめよう」
「変わりたい」

そんな思いがあるような、ないような。

いずれにしても、夫の入院のおかげで、
夫から解放された私は孫との時間を
たくさん持てるようになった。

二人とも、一生治らない病気を背負っている。

でも、寿命を思えば、
夫は57歳、人生の終盤、死にゆく人だ。
孫は2歳、多くの未来があり、生きていく人だ。

私の残りの人生は、
自分5割、孫4割、夫1割くらいで、
心を配っていこうと只今調整中。


【2018/03/10 23:43】 | 病的な飲酒
|

No title
おはようございます。

無邪気でかわいい子供の写真、お孫さんですよね。

お孫さんのお顔や場所が特定されてしまうような
写真の掲載はおやめになった方がいいと思います。
世の中は広いようで狭です。


梅 様
小吉
ありがとうございます。

コメントを閉じる▲