深呼吸

昨今は、夫と一緒に通院することが
当たり前のようになっていた。

診察室前の廊下で、順番を待つ。
名前を呼ばれれば、夫よりも早く、
大声で「はい」と、私が反応してしまう。

診察室のドアを開けて、
夫を入れて、私もその後に続く。

主治医と夫のやり取りを聞く気満々の私がいる。

夫の現状を漏らさず知りたい。

そんな私が張り付いていたら、
夫は、本音を語れないのかもしれない。

「薬をもらうだけだから、一人で大丈夫。 
 ついて来なくていいから……」

夫の言葉で、付き添うのは見送った。

夫の能力を過小評価してはいけない。
夫が出来ることを取り上げてはいけない。


私の夫は、いつか、酒を手放し、
真っ当に生きるようになる。
夫の将来性を買って、私は側にいるのだが……。

相変わらず、隠れ飲酒がだらだらと続いている現実が、
不安感を掻き立てる。

また異常な飲み方、
酔い方に戻ってしまうかもしれない。。。。。

これまでの体験から、
それなりの免疫(?)が出来ているとはいえ、
「なんだかなぁ~」と、気分は限りなく下がる。

酒に牛耳られている夫が情けなく、
疎ましくさえ思えて、毒づきたくなってしまう。

憎むべきは病気であり、夫ではないのに……。

雷神猫

意地悪な視線を向けている自分に気付いた時は、
深呼吸するようにしている。
大きく息を吸い込んで、
腹の底に溜まっているモヤモヤを
吐き出す感じで、大きく息を吐く。

手に負えない困難は、降りかかってこない。
大丈夫、きっと何とかなる。
そう思えば、まだまだ頑張れる。

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プロフィール

小吉

Author:小吉
相棒の発症のおかげで、
加減して飲むことを学習。
麦酒以外の酒をたしなむ
猫舌の呑助?です。。。

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