夫婦二人だけで迎える新年。
夫婦の好みを詰めたおせちとお雑煮で、
用意万端整ったのに、夫が起きて来ない。
ナンプレの難問に挑戦して時間をつぶし、
待ちくたびれた頃、やっと、夫が登場。
その横顔は、苦虫を噛み潰したようで、
昨晩の深酒を物語っていた。
無言で、おせちを少しだけ口に入れると、
箸を置き、自室に舞い戻ってしまった。
新年の挨拶を交わすタイミングを逃し、
締まりのない年明けになった。
お正月カラー全開のテレビが、
妙に空々しく見えて……。
ひがみっぽくなっている私がいた。
去年の年頭、
夫は密かに飲まない誓いを立てて、
数日間頑張っていた。
もしかしたら、今年も……。
ちょっと、期待してしまった。
期待は簡単に外れて……。
いつも通りの変わらない夫に、
勝手にがっかりしている私。。。。
もしかしたらと、
望んでしまう癖が消えない。
心の持ち方を再点検。
夫は病気に振り回されて、苦しんでいる。
でも、生きている。
生きてさえいれば、回復のチャンスはある。
処方された薬を必ず飲用し、
腹にインスリン注射を差すことも忘れない。
夫は、生きていたいのだと思う。
でも、生き続けるために、
生き方を変える準備がまだ出来ずにいる。
夫には、夫のペースがあるのだ。
私に出来ることは、
家の中に、きつい風を吹かせないこと。
お正月に、暗い気分は似合わない。
自分の気分は、自分で変えられる。

一人で、地元の七福神巡りへ繰り出す。
朱印を押した色紙を居間の壁に貼った。
七人の神様を味方に付けて、今年を生き抜く。
夫婦の好みを詰めたおせちとお雑煮で、
用意万端整ったのに、夫が起きて来ない。
ナンプレの難問に挑戦して時間をつぶし、
待ちくたびれた頃、やっと、夫が登場。
その横顔は、苦虫を噛み潰したようで、
昨晩の深酒を物語っていた。
無言で、おせちを少しだけ口に入れると、
箸を置き、自室に舞い戻ってしまった。
新年の挨拶を交わすタイミングを逃し、
締まりのない年明けになった。
お正月カラー全開のテレビが、
妙に空々しく見えて……。
ひがみっぽくなっている私がいた。
去年の年頭、
夫は密かに飲まない誓いを立てて、
数日間頑張っていた。
もしかしたら、今年も……。
ちょっと、期待してしまった。
期待は簡単に外れて……。
いつも通りの変わらない夫に、
勝手にがっかりしている私。。。。
もしかしたらと、
望んでしまう癖が消えない。
心の持ち方を再点検。
夫は病気に振り回されて、苦しんでいる。
でも、生きている。
生きてさえいれば、回復のチャンスはある。
処方された薬を必ず飲用し、
腹にインスリン注射を差すことも忘れない。
夫は、生きていたいのだと思う。
でも、生き続けるために、
生き方を変える準備がまだ出来ずにいる。
夫には、夫のペースがあるのだ。
私に出来ることは、
家の中に、きつい風を吹かせないこと。
お正月に、暗い気分は似合わない。
自分の気分は、自分で変えられる。

一人で、地元の七福神巡りへ繰り出す。
朱印を押した色紙を居間の壁に貼った。
七人の神様を味方に付けて、今年を生き抜く。