週末の外泊訓練で、
家に戻った夫は、限りなく怪しかった。
ちらりと見えた酒瓶に、私は動揺した。
後日、作り話のような説明で、
夫は、飲酒を否定した。
腑に落ちない。
が、あげ足を取った所で、どうなるものでもない。
私は、疑う心に無理矢理フタをした。

満開の桜の中、夫は退院した。
酒に対するコントロール障害が発症した夫は、
この先ずっと、死ぬまで治らない。
だから、生きて行くためには、
どんな理由があっても、飲んではいけない。
3度目の入院なので、
いい加減、目が覚めたのだろう。
今まで、見向きもしなかった自助グループにも、
顔を出すようになり、
断酒への道を模索しているように見えた。
が、見間違えだった。
丑三つ時、こそこそと家を出て行く夫。
「散歩してた」と、とぼけたことを言っていたが……。
日がな一日、飲んでいた時と同じ行動パターンだ。
疑惑が膨れ上がり、
私は、また、探す女になってしまった。
夫の部屋のいつもの隠し場所に、
飲みかけの酒瓶が、ちゃんと収まっていた。
また、振り出しに戻ってしまった。
夫は、隠れて酒を飲んでいる。
回復への期待に、胸を躍らせた私が馬鹿だった。
酒だけを頼りに生きて来た男だ。
体調が落ち着けば、また飲み出す。
飲み続けて苦しくなれば、また入院するのだろう。
愚かなことだと思う。
でも、そういう生き方しか出来ないのだろう。
夫の生き方は、夫が決めることだ。
私が口出しすることではない。
居心地が悪くなれば、私は出て行くまでだ。
一段と、整理整頓に拍車が掛かる。
必要な物と不要な物を見極める。
私にとって大切な物は、そんなに多くない。
ずっと、夫を大切な存在と思って来たが、
勘違いだったのかもしれない。。。。。。
家に戻った夫は、限りなく怪しかった。
ちらりと見えた酒瓶に、私は動揺した。
後日、作り話のような説明で、
夫は、飲酒を否定した。
腑に落ちない。
が、あげ足を取った所で、どうなるものでもない。
私は、疑う心に無理矢理フタをした。

満開の桜の中、夫は退院した。
酒に対するコントロール障害が発症した夫は、
この先ずっと、死ぬまで治らない。
だから、生きて行くためには、
どんな理由があっても、飲んではいけない。
3度目の入院なので、
いい加減、目が覚めたのだろう。
今まで、見向きもしなかった自助グループにも、
顔を出すようになり、
断酒への道を模索しているように見えた。
が、見間違えだった。
丑三つ時、こそこそと家を出て行く夫。
「散歩してた」と、とぼけたことを言っていたが……。
日がな一日、飲んでいた時と同じ行動パターンだ。
疑惑が膨れ上がり、
私は、また、探す女になってしまった。
夫の部屋のいつもの隠し場所に、
飲みかけの酒瓶が、ちゃんと収まっていた。
また、振り出しに戻ってしまった。
夫は、隠れて酒を飲んでいる。
回復への期待に、胸を躍らせた私が馬鹿だった。
酒だけを頼りに生きて来た男だ。
体調が落ち着けば、また飲み出す。
飲み続けて苦しくなれば、また入院するのだろう。
愚かなことだと思う。
でも、そういう生き方しか出来ないのだろう。
夫の生き方は、夫が決めることだ。
私が口出しすることではない。
居心地が悪くなれば、私は出て行くまでだ。
一段と、整理整頓に拍車が掛かる。
必要な物と不要な物を見極める。
私にとって大切な物は、そんなに多くない。
ずっと、夫を大切な存在と思って来たが、
勘違いだったのかもしれない。。。。。。