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呑兵衛夫婦の迷走人生を気まぐれに更新中。見解に偏りあり(!?)の読み流し物件。

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--年--月--日(--)  --:-- by 小吉
 ✤ 呼び水
Posted on 02.2013
娘の結婚式が終わり、ほっとしたのも束の間。
いよいよ、夫の退院が数日後に迫って来た。

夫は、病院での様子を殆ど語らない。
治療プログラムを淡々と消化しているようだが……。
どの程度、回復しているのか、不透明だ。

どんなあんばいか尋ねても、
漠然とした答えしか返って来ない。

「治療プログラムの内容が一新されていて、
 3年前の入院時とは、だいぶ違うなって感じ。
 院長が変わったからかなぁ~」

3年前は、退院後、
3か月足らずで飲酒再開になってしまった。

新しいプログラムで、断酒への道が
強化することを祈るばかりだが……。

娘の結婚式での酒に対する警戒の薄さに、
私は不安を覚えてしまったのだ。

式場へは、マイカーを利用した。
入院中の夫は車の運転禁止なので、
ドライバーは息子にお願いした。

酒が溢れる会場で、家族だけは飲まないで、
治療中の夫を見守ることにしたのだ。

乾杯の時、夫のシャンパングラスの行方が気になり、
ちらりと横目で様子をうかがった。

夫は、シャンパンをグイッと口に流し入れ、
しばらく味わってから、グラスに吐き戻していた。

飲み込まずに、かろうじて、第一関門を突破。
飲み物は、ソフトドリンクへ移行すると思われたが……。

P1060722.jpg

酒類のドリンクを勧めに来た給仕に、
夫はノンアルコールビールを注文。

それをまず、ドライバーの息子に勧め、
自身も手酌でゴクゴク飲んでいた。

「やっぱ、不味いなぁ」

文句を言いながらも、
給仕に何回も、おかわりを頼んでいた。

入院先の病院では、
飲酒欲求を誘発するという理由で、
ノンアルコール飲料は禁止になっている。

現在治療中の夫が、それを知らないはずがない。

ノンアルコールビールを飲むのは、
まだまだ、酒を諦め切れないからだろう。

アルコールが入っていなくても、ビール味だ。
これが、呼び水になって、
本物が飲みたくなってしまうような気がしてならない。

入院前の修羅場が、まざまざと思い出されて……。
再び、同じ状況に陥る妄想に取りつかれてしまった。

夫を信じたい気持ちと疑う気持ちが入り混じって、
そのせめぎ合いは今も続いている。

私は、過敏になりすぎているのかもしれない。
夫が、どう出ても、動じない心を持ちたい。

私の心が不安定だと、
きっと、夫に悪影響を及ぼすと思うから。。。。。
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cetegory : 病的な飲酒  ✤  comments(4)  ✤ 
2013年10月02日(水)  22:09 by 小吉
 ✤ 没頭
Posted on 11.2013
「絶対、酒は飲まない」と、
入院中の夫は、固く心に誓っていたようだ。

外泊時の飲酒が発覚し、反省室送りとなった人達を、
夫は冷やかな目で見ていた。

入院中に飲酒する奴らと、自分は違う。
あんな低レベルな者達と一緒と思われたくない。
そんな気位が見え隠れしていた。

お蔭で、躓くこともなく、
全てのプログラムを終了し、夫は退院した。

今度こそ、回復への道を歩む準備ができたのだ。
飲まない生き方を支えたい。

今月いっぱいは自宅療養し、
その後、復職することになっている。

夫は、52歳。
まだまだ、隠居には早すぎるが……。
52歳はアルコール依存症の平均寿命だ。
油断できない。

退院後の夫は、菓子類のむさぼり食いが目に余る。
糖尿病を併発しているので、
高カロリーは避けたいところだが……。
空腹は、飲酒欲求を駆り立てるらしいので、
口を挟まず、様子見していた。

そんな、お菓子依存症?が、
3日ほど続き、ぴたりと治まった。

それと同時に、体のだるさを訴え、
ゴロゴロ寝てばかりになった。
食事は、面倒臭そうに不味そうに食べ、
明らかに、様子が変だ。

イヤな予感は、本当によく当たるものだ。

夫の部屋のゴミ箱には、
ビーフジャーキーの空袋が捨ててあった。
酒のつまみだ。
そして、以前と同じ隠し場所、
ベッドの下に、飲みかけのウイスキーの角瓶。

早過ぎる。
退院4日目で、スリップか。。。。。。

酒を断たない限り、回復は有り得ない。
夫には、酒をやめる気がないのだろう。

たくさんの時間と金が無駄になった。。。。。

夫には、家族の祈りは届かない。
そして、家族の絶望も届かない。

夫の再飲酒発覚以来、
私は、部屋の片付けに没頭している。

いつでも、引っ越せるよう、
不用品はどんどん処分している。

身辺整理することで、心の落ち着きを保っている。

『長年にわたる大量の飲酒のために、
 健康を損ない、家庭を壊し、
 やがては仕事をなくし、財産を失い、
 持っていたものは全てなくして、死んでいく

アルコール依存症についての某テキストに書かれていた一文。
これが現実なんだと、妙に納得してしまった。
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cetegory : 病的な飲酒  ✤  comments(20)  ✤ 
2013年10月11日(金)  20:01 by 小吉
 ✤ 無いものねだり
Posted on 16.2013
「何が欲しいの?」
プレゼント選びが難航しているようだ。

これと言って、欲しい物が思い浮かばない。
身辺整理に励む私の物欲は薄く、
これ以上、物を増やしたくない。。。。。

「なんか、指定してくれないと困るんだよなぁ~」
夫は、不満そうにぶつぶつ言っていた。
私の誕生日プレゼントを悩んでいるのだ。

プレゼントは、サプライズがうれしい。
包みを開ける前から、中身がわかっていたら、
喜びが半減してしまうように思えて……。

私は、どんな物が飛び出すかを楽しみたいのである。

だから、欲しい物を催促されても困る。
なんにも、要らない。。。。
ただ、夫が、健康な心と体でいてくれればいい。

この先、私に残っているであろう日々を、
穏やかに、夫と一緒にいられたら、
ただ、それだけでいい……。

でも、それは、無いものねだりなのだろう。

P1060803.jpg

「これで、欲しいものを買ってネ」
義理堅い夫からのプレゼント。

有り難いけど、
これでは、欲しいものは手に入りそうもない。。。。。

夫は自室に籠り、
私の誕生日にかこつけて、ひとり祝杯を挙げていた。

私がいちばん欲しいものは、夫には見えない。。。。。。
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cetegory : 病的な飲酒  ✤  comments(10)  ✤ 
2013年10月16日(水)  21:52 by 小吉
 ✤ 怪しい香り
Posted on 23.2013
消臭剤でもなく、芳香剤でもない。
夫の部屋から、怪しい香りが流れ出ている。

その臭気が、なんとも、鼻に付く。
鼻の粘膜を刺激して、くしゃみが止まらない。
花粉症の私は、香りや煙りにも過剰に反応してしまうのだ。

不快のもとは、お香だった。

突然、お香にハマってしまった夫。
散歩のついでに、
アジアン雑貨の「チャイハネ」に立ち寄り、
いろいろ物色しているらしい。

P1060806.jpg

癒しを求めているのだろうか。

退院後の再飲酒で、酒量は入院前に戻る勢いなので、
夫が精神不安定な状態であることは、推測できる。

夕食後は、お香の香りで充満した自室に籠り、
ろうそくの薄明りの中で、
瞑想の世界にとっぷり浸かっているようだが……。

リラックス効果はあるのだろうか。

怪しい香りに身を任せ、
廉価なウイスキーをラッパ飲みしながら、
夫は自宅療養の日々を過ごしている。

幻想の世界をさまよう夫。

いったい、夫は、
どこへ向かおうとしているのだろうか。。。。。
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cetegory : 病的な飲酒  ✤  comments(13)  ✤ 
2013年10月23日(水)  23:21 by 小吉
 ✤ 三日坊主
Posted on 27.2013
退院後の夫は、お菓子に執着し、
食前食後、お菓子をむさぼり食いし、
呆れかえるほどの食欲だった。

三日ほどして、
ぴたりとお菓子に手を出さなくなった。
不審に思っていたら、
夫のベッドの下、いつもの隠し場所に酒瓶が……。

。。。。隠れ飲酒再開。。。。。。

「たまには、将棋でもしよう」
唐突な夫の誘いに乗って、
就寝前の小一時間、将棋に興じたが……。
すでに、一杯やっている夫は読みが浅く、
しらふの私の独り勝ち。
夫が三日間連敗し、迷人戦は幕を閉じた。

次に、夫が興味を示したのは、
押入れで眠っていたCDラジカセ。
夫の部屋から、懐かしのメドレー?が……。
時折、夫の口ずさむ声も交じっていて、
ご機嫌な様子だったのに、
一週間ほどで、音楽は聞こえて来なくなった。

その後、お香に凝りだして、
家中に妙な香りを漂わせること、二週間。
今は、煙草の臭いしかしない。

どれもこれも、長続きしない。

飲むことだけが、唯一、継続している。

酒毒の影響なのだろう。
両ひざが痛いと訴え、
家の中を壁伝いに、よろよろ歩いている。

一日一万歩超えを目指していた散歩だったが、
今では、酒を調達できる店までの往復のみ。

苦虫を噛みつぶしたような顔をして、
機嫌は、すこぶる悪い。

週明けから、出社することになっているが……。
最悪な療養期間を送ったことで、身体は絶不調。

夫は、治らない病気だ。
もう、元通りに働くのが無理なのは分かる。

でも、今までの半分でいいから、
身体を大事にしながら、働いてほしい。

復職の条件は、バス通勤で内勤業務。
仕事があるだけで、有り難いのに……。
車通勤で営業だった夫は、納得していない。
復職への意欲は感じられず、体調管理もおざなりだ。

朝から食事も取らず、布団を被って寝ている。
まだ、具合が悪いので、出勤できない。
そういう状況であることを、自分にも周りにも、
アピールしているように見える。

夫は姑息な手段で、
飲み続ける環境を守ろうとしている。
素知らぬ振りをして身辺整理に励む私も姑息だ。

同じ穴のむじなだ。
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cetegory : 病的な飲酒  ✤  comments(4)  ✤ 
2013年10月27日(日)  21:00 by 小吉

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