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呑兵衛夫婦の迷走人生を気まぐれに更新中。見解に偏りあり(!?)の読み流し物件。

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--年--月--日(--)  --:-- by 小吉
 ✤ 分身
Posted on 05.2013
静かに、穏やかに、一日が過ぎて行く。
夫の酒に翻弄された日々が嘘のようだ。

終わりのない飲酒が災いして、
体のあちこちに、痛みを抱えていた夫も、
今回の入院で、見る見る体調が良くなってきた。

あとは、飲んではいけない身体と一生付き合っていく、
ぶれない覚悟が出来るか否かだ。

娘の結婚式が迫って来た。
祝いの席に、酒は付き物だ。
飲まずに、やり過ごすことが出来るだろうか。
不安は尽きない。。。。。。

そんな時は、大きく深呼吸して、心を静め、整える。
そして、ポジティブ・シンキング!!

娘の人生の門出を、夫と一緒に祝えるのだ。
まさに、親冥利に尽きる。

うれしくて、うれしくて、当日が待ち遠しい。

娘たち主導で、式の準備が進められているので、
くわしい内容は分らないが……。

今時の結婚式は、ディズニーなどのアニメ映画の
キャラクターをイメージして演出するらしい。

娘は、ジブリの「崖の上のポニョ」が大好きで、
花嫁花婿は、お色直しでポニョと宗介になるらしい。

披露宴会場入口フロアーには、
ポニョグッズを飾って、招待客を迎えるそうだ。

娘たちは、何件もお店を回って、
ディスプレー用のポニョグッズを買い集めていた。

「宗介の縫いぐるみは、売ってなかった。。。。」

娘が残念がるのも、無理はない。

『ぼくが、守ってあげるからね……』
5歳の宗介は、さかなの女の子に約束する。

『おさかなのポニョも、半魚人のポニョも、
 人間のポニョも、みんな、すきだよ』
ポニョの正体を知っても、宗介の心は揺らがない。

ポニョを大切に思う、宗介の深い愛情は、
花婿とオーバーラップする。
ポニョの天真爛漫さは、娘によく似ている。

ポニョと宗介は、ふたりの分身みたいなものなのだ。

夫の入院やら休職で、家計は火の車。
何も持たせてあげられないが、
せめて、お人形さんくらいは用意してあげたい。

自己流で、縫いぐるみ製作に奮闘した。

P1060692.jpg

ポニョ? 似てないなぁ。
でも、どこかで見たような???

女の子は、5歳の頃の私の娘だ。

娘との25年分の思い出が、駆け巡る。
花嫁の母は、早くも、胸が一杯になっている。
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cetegory : 病的な飲酒  ✤  comments(8)  ✤ 
2013年09月05日(木)  21:59 by 小吉
 ✤ 生涯の宝
Posted on 28.2013
母の、そして、父の良き思い出をもつ人は、幸福である。
心に刻んだ幸せな思い出は、生涯の宝になるという。

娘は、どうなのだろう。

アルコール依存症という病気に取り付かれた夫は、
良き父と言えるのだろうか。

夫の身体に充満した酒は、
奇行と罵声に姿を変えて、家族を苦しめた。

巻き込まれた私は、もう、ヘトヘトで、
夫婦の縁を切ろうかと、密かに模索したこともあった。

自分は、夫に嫌気がさしても、
子ども達は、父を嫌いにならないで、
温かい目で見てほしいと願っていた。

病気の身体が、酒を飲ませ続けていること。
アルコールの影響で、人格も変わってしまうこと。
進行性の病気なので、このままでは長く生きれないが、
治療すれば、回復も可能なこと。

そして、何より、酒の奴隷と化したことで、
夫自身がどんなに酷く傷ついているかを、
折に触れて、子ども達に伝えた。

夫婦は、所詮、赤の他人だ。
私がいなくても、夫は平気でいられると思う。

でも、娘や息子から愛想尽かしされたら、
子煩悩な夫は、生きていけないような気がする。

きっと、酒に飲まれたまま、
その生涯を終えてしまうに違いない。。。。。

P1060712_20130928212955300.jpg

入院中の夫は外泊許可を得て、娘の結婚式に出席した。
招待客の殆どは、夫の病気を知らない。

披露宴の終盤、娘は両親への手紙を、
途中、幾度も涙で声を詰まらせながら読み上げた。

「…パパは、私が世界で一番好きな人だよ。
 すごく、すごく大切に思っています。……」

世界一の称号を頂いた夫は、
私の隣で、頻繁に鼻をすすっていた。

「…子ども好きなパパに、私が産んだ、
 とびきり可愛い孫の姿を見せたいです。
 私にしてくれたのと同じように、
 たくさん可愛がってほしいです。
 だから、絶対に長生きして下さい。……」

夫は視線を落とし、ずっとうつむいたまま、
時折、目頭を押さえていた。

「…パパとママの子で良かった。
 今まで、本当にありがとう!!」

読み終えると、娘は顔を上げ、はにかんだ。
涙が光るその笑顔が、いとおしくて……。

私たち夫婦は、宝物を授かったのだと、
今さらながら、子宝のありがたさを感じた。

父親思いの娘のためにも、今度こそ、
夫の回復が本物であるよう、切望している。

夫が、もっともっと、たくさんの良き思い出を、
娘にプレゼントし続けられるよう。。。。。
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cetegory : 病的な飲酒  ✤  comments(8)  ✤ 
2013年09月28日(土)  22:06 by 小吉

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