呑兵衛夫婦の迷走人生を気まぐれに更新中。見解に偏りあり(!?)の読み流し物件。
家族会への参加は、強制ではないので、
毎回、多くは集まらない。

まず、医師や看護師の講義を聞いて、
アルコール依存症についての知識を深める。
次に、小グループに分かれて、懇談する。

医師を囲んで、車座になった時、
先程の赤ん坊連れのお母さんがいた。

各自、簡単な自己紹介をするので、
あの若い母親の見舞う相手は、
親ではなく、夫だったことが分かった。

初めて「家族会」に出席した彼女は、
夫のこれからを心配し、
不安な胸の内を医師に訴えていた。

なんで、夫がこんな病気になったのか。
側にいたのに……。
なんで、気付いてあげられなかったのか。
赤ん坊の世話に追われ、
夫のことは、ほったらかしだった。
だから、夫の病気は、自分のせいだ。
夫に申し訳なくて。。。。。。

母親の腕に抱かれ、
すやすや眠っている赤ん坊の服の上に、
ぽたぽたと、涙がこぼれ落ちていた。

彼女の苦しみは、私にも、思い当たる。

「……奥さんが悪いのではありません。
 お酒を飲んでしまうという病気なのです。
 だから、病気を治療すれば、飲まなくなり、
 体調も良くなって来るはずです。
 奥さんが、病気の直接の原因ではありませんが、
 奥さんの接し方は、
 病気の回復に大きく影響しますので……。 
 家族会で、勉強して、病気を正しく理解して……。
 大変でしょうが、
 ご主人の回復のために、頑張って下さい」
 
参加者は皆、自分へのアドバイスのように、
医師の話に耳を傾けていた。

「一人で長く喋ってしまい、申し訳ありません。
 。。。。ありがとうございました。。。。」

彼女の顔に、少しだけ、笑みが戻った。

「アルコール依存症から立ち直るには、
 断酒を継続する以外に道はない

飲まない環境を作るために、
家族の協力が不可欠なのだ。

勉強会に参加して、参考本も読破して、
知識は仕入れたが、
実践は、いばらの道に等しいような。。。。。。

【2012/07/02 14:06】 | 病的な飲酒
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